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2019年09月07日

症例32 頭痛、肩こり、肩の痛み、目や歯の痛みで悩む男性

症例


こんにちは。ひさびさに症例をアップいたします!





今回は肩こりがキツく手が痺れて、頭痛や歯付近の痛みまで出て、毎日痛み止めを飲み続けておられた男性患者様の症例です。




目次



  1. 患者様について

  2. 西洋医学的見立て

  3. 東洋医学的見立て

  4. 治療

  5. 施術者の思い


 




患者様について





A様男性、36歳会社員(デスクワーク)





1週間前より肩こりがキツイなと思っていたら肩や腕が痛み、腕や手のしびれを感じるようになってきた。





左の上下の歯あたりも痛いが、歯医者に行って診てもらったところ特に異常が見つからなかった。





デスクワークの為、肩首のコリは年中あるが、今は特別キツい。





痛みを取るのに1日3回、痛み止めのロキソニンを飲んでいる。







西洋医学的見立て





手のしびれがあることから、首周囲での神経の圧迫を疑いました。
パターンとしては2つあるのですが、その2つとも疑われる状況でした。
その2つが以下の通り。頚椎症(首の関節付近で神経を圧迫するパターン)
胸郭出口症候群(首の横の筋肉や鎖骨周囲で筋肉や鎖骨により神経を圧迫されるパターン)の併発が疑われるような所見が取れました。
そして、歯の痛みや眼の痛みは症状の出ている領域と、歯科で異常が見つからなかったことから、ストレスや疲労で出てくる三叉神経痛である可能性が高いと判断しました。







東洋医学的見立て





がっしりした体格をされていますが、脈はどちらかといえば、弱っている方で見られる脈。細く、緩く、少し散っていて、流れも悪い。
脈や、その他に伴う症状からも
ストレスや仕事で過度に目と頭を使いすぎているのだろうと判断。
疲労回復と、目や筋肉の栄養を増やすこと、首の痛みを鎮痛させることに着目。
疲労回復のために胃腸を動かすツボ、目や筋肉の疲れ、神経の過敏を取るのに、血を補うツボ、首の痛みを取り、頭へののぼせを取るツボ主体に選びました。







治療





1週間後、2回目来院時、肩首の痛みは一旦減少した後、日が経つごとに戻ってきた。眼の痛み、歯の痛み、頭痛は残存。
さらに1週間後、3回目の来院時、頭痛や歯の痛み、眼の痛みが減少、目がしょぼしょぼするとのこと。ロキソニンを飲むのは痛む時だけになった。次の施術までの間隔を2週間に延ばす。
4回目の来院時、全体に痛みは消え、首肩のコリのみに。ロキソニンはもう飲んでいない。





ほぼ、痛みの治療はここで終えたので、ここからは月一回のメンテナンスに移行
仕事がデスクワークであることや、ストレスが体に表れやすい体質であることから日頃のメンテナンスの必要性を痛感され、現在に至るまで月一回のメンテナンス治療を継続されています。







施術者の思い





毎日痛み止めがないと生きていけない。そんな状態は不健全です。A様の場合もそうでした。東洋医学的に原因を探るといくつもの症状が同時に改善していくことは多いです。原因がわからず痛み止めを飲むしか方法がない方は今一度お早めにご相談ください。





【主に使ったツボ】足三里、上巨虚、陰谷、曲池 など




要鍼灸院 とみお院

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